会長の桝中でございます。

平素はクローバー会の活動にお力添えを頂き有難うございます。
平成２７年９月にクローバー会は発足し、皆様のお陰を持ちましてこの９月で７年目に入りました。

当初は毎年会員も増え、順調に歩んできたと思っておりますが、コロナ禍により昨年、今年と思うような活動が出来ず、申し訳なく思っております。
今年に入ってからリモートで数回の雑談会、８月の障害者雇用に関する勉強会等を行いましたが、これからもリモートを活用して皆様の御期待に沿えるような活動をやっていきたいと思っております。

３年ほど前は、働き方改革、男女同一労働同一賃金が話題になり、社労士が脚光を浴びだして来ていましたが、コロナ禍、その他の事情によりこのテーマは少し後ろに下がってきたように感じています。
昨年からは雇用調整助成金で社労士はいい時代を迎えていましたが、それも収まり、普通の時代に戻っていくと思います。

また、ＡＩと電子化の普及により単純な手続業務の価値は下がっていくと思われます。
無くならないのは相談業務です。

私は以前から相談業務が社労士本来の仕事だと思っています。
社労士は事業所と密着しており、この立場を十分に生かして、事業主から相談が来るのを待っているのではなく、日頃から事業主との人間関係を密にして、経営上、労務上の事業主の悩みを親身に聞いてあげ、その問題を的確に処理する能力を高める事が大切だと思います。
何かあった時、それを小さい目のうちに処理し、調停、裁判にまで発展させない。
社労士の力で解決する。
それの積み重ねにより労働問題は社労士と言われるくらいにならなければならないと思っています。

その為には研鑚を積むことが大事であり、一定水準以上の会員の集まりであるクローバー会は十分機能し得ると思っています。

クローバー会を上手く活用、利用するのは会員の皆様次第です。
会員、お一人、お一人が持っておられる知識、情報を持ち寄り、グループ、会として高いレベルの実務能力集団が出来上がっていく事を願っています。

最後に会員の皆様のご健康と、益々の飛躍を祈念しつつご挨拶に代えさせていただきます。有難うございます。